「からむし」への想い

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和苧(からむし)との出会いから、現在の取り組み、商品開発、そして今後目指すところ まで、「からむし」への想いをビデオメッセージでお話しさせていただきます。

からむしとの出会い

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 ■ からむしとの出会い   再生時間/ 1分03秒
 ※再生の際には音量にご注意ください。
平成10年頃だったと思うんですが、親しい小千谷市の糸屋さんがいらっしゃいまして、その彼が 「小千谷市で一緒に夕食がしたい」 ということで出掛けて行ったところ、偶然にも福島県昭和村の “からむし” の関係者の方と出会ったのが最初ですね。

そこで昭和村の方といろいろ話していくうちに、昭和村に来ないかということで、休みの度に何度かおじゃましました。
そうしていくうちに “からむし” は奥深く魅力的だなぁということで、“からむし” のビジネスが始まっていったんです。

ですから、キッカケはあくまでも小千谷の糸屋さんとの出会いから始まってるわけですね。 それで今日があるわけです。

からむしの文化を伝承したい理由とは

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 ■ からむしの文化を伝承したい理由とは
 再生時間/ 1分32秒
 ※再生の際には音量にご注意ください。
“からむし” というのは調べれば調べるほど本当に面白いんですけど、十日町市博物館に行ってみたら “からむし” のことが全て所蔵されているんですね。 要するに “からむし” を原料とした織物、歴史・文化・伝統というものが十日町市博物館に行くと全部観ることができるんです。
しかもその中に、“からむし” で織られた着物であったり、“からむし” の栽培道具であったり色々なものがあったんです。「あっ、これは十日町は素晴らしいんだな・・・」と思いました。十日町はもともと人口が6万人前後いるわけですけど、やはりこれだけ雪国の豪雪の中で、なぜここまで人口がいるのかっていうと基本はやっぱり “織物” であった。しかも当時は “麻織物” であったわけです。だから、麻織物の原料は “からむし” であったわけですね。

からむしは古く縄文時代から江戸時代の後期まで盛んに生産されていたというわけですので、これは面白いと・・・。
それでついつい夢中になった、ということです。

戦国武将 上杉謙信とからむしの関わり合い

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 ■ 戦国武将 上杉謙信とからむしの関わり合い
 再生時間/ 2分04秒
 ※再生の際には音量にご注意ください。
たまたまNHKの大河ドラマ 『天地人』 の原作者 火坂雅志先生の講演を聞きに行ったところ、こういうことをお話されたんです。
「上杉謙信というのは戦国武将として有名であるけれど、実は経済人でもあった。しかも越後の産物というのは、金・銀・米、そして何よりも “青苧(あおそ)” であった。」とおっしゃるんですよ。

つまり “青苧(あおそ)” というのは、小千谷と塩沢の機屋さんが使う糸のことなんですけども、青苧の原料が “からむし” なんです。しかも “からむし” というもので上杉謙信は、この十日町と六日町に栽培を奨励し、殖産興業として奨励するわけです。
そして、それを大阪の青苧商人というところで販売し、莫大な収益を得ているんです。それによって戦に出掛けた・・・ということが(古い文献に)載っているわけです。ですから、これは素晴らしい事だと思いましたね。
だから上杉謙信というのは領土拡大を行わなかった、とも言われてますし、その後の、お姉さんの子供である上杉景勝、その右腕となっていた直江兼続も盛んにこれを奨励していたんですね。それがいずれは福島と米沢に移っていくわけです。

やはりそうした産業がここで栄えていたということは、私は素晴らしいことだと、だから 「この十日町というのは麻織物の産地である。その麻織物の原料は “からむし” である。」 ということを、もう一度掘りおこしてみたい。と考えているんです。

現在の取り組み

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 ■ 現在の取り組み   再生時間/ 1分26秒
 ※再生の際には音量にご注意ください。
からむしの生地あるいは、からむしの糸を新潟県工業技術総合研究所で検査してもらったんです。 そうしたところ、この繊維というのは非常にお肌にやさしい繊維だということがわかったんです。

具体的に言うと、まずは “虫がつきにくい” 要するに江戸時代に織られていた麻織物が十日町市博物館にあるんですけども、全く虫がついていない。 それから植物であるがゆえに “静電気がおきにくい” ということ。 それともう一つが “通気性が良い” ということです。 つまりそれらを総称して私は、『お肌にやさしい繊維』 というふうに言っているんです。
だけども、従来は着物だけであったんですが、ではお肌にやさしいってことであるならば、人間の身体に密着した商品開発をすることがいいんじゃないかなと思いました。
そういうことでエコ(エコロジー)とは考えていなかったんですが、たまたま現在のエコや環境などと一致してきました。
靴下やアームカバー、腹巻などを開発するようになってきたんです。

なぜ、からむしを食品にしたのか

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 ■ なぜ、からむしを食品にしたのか
 再生時間/ 3分03秒
 ※再生の際には音量にご注意ください。
何年か前に、群馬県庁にセミナーを聴きに行ったところ、机の前にポンと出てきたのが桑の葉で作った “くわっ茶” だったんですね。そこで県庁の担当の方にお聞きしたら、「群馬県はシルクの産地なんですけども、マユの栽培よりも桑の葉のお茶のほうが生産が盛んで評判がいいんですよ。」 ということだったんです。
確かに色々お話を聞いてみると健康に良いということだったんですね。

そこで、「あれっ!?」 て思って、そういえばからむしというのは、今までは幹の皮だけ使ってたわけで、葉っぱは全て捨てられていたんですよ。 そこで、葉っぱを乾燥して、まずは 『お茶』 を作ってみようということでお茶を作りました。 そして今度はそのお茶を新潟県工業技術総合研究所で検査してもらったら、健康に良いことがわかったんです。

そこでこれを活かさない手はないということで、お茶の他に 『うどん』 を作ってみたり 『飴』 を作ってみたりしています。
だから、うどんも今は非常に好評なんです。それとどうも “からむし” の葉っぱにはネバネバがあって、そのネバネバというものが恐らくうどんの小麦粉の中に入ると、つなぎ的な役割を果たしてシコシコ感とノドごしの良いうどんになると感じるんですね。
つまり昔は捨てられていたものを再利用するカタチで、今は非常に好評を得てますし、ただ単純に従来の かけうどん や ざるうどん だけじゃなくて、非常に油と合うんですが(葉っぱもてんぷらとして合うんですが)パスタなど洋風にしても非常においしいということで・・・。これは私が考えたことじゃなくて、お客様が考えてくださったことなんです。
色んなかたちでオリーブオイルを使ったり、ケチャップを使ったり、非常に色んなレシピが増えて楽しいですね!

可能性を秘めた植物「からむし」

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 ■ 可能性を秘めた植物「からむし」
 再生時間/ 1分28秒
 ※再生の際には音量にご注意ください。
ある程度 「和苧(からむし)」 を知ってきたつもりなんですけど、からむしを調べれば調べるほど奥深くなってくる。 ですからこれがどこまでいくのかなと思います。

つまりどういう事かというと、何人かのお客様から問い合せがあって 「からむしの実からオイルが摂れないか?」 って話しがあるんです。 亜麻 (あま:アマ科の一年草であり、からむし同様、茎から繊維をとる) からはオイルが摂れるんですが、それじゃあ からむし からも摂れないか・・・ということになったんです。

そこで昨年(2011年) の秋に、からむしには小さい実が多くなるんですが、それに火をつけたら燃えるんですよね~。 だから今年はそれをぜひ検査してみたいなと思いますし、これでオイルが摂れたらすごく面白いなぁと思ってます。

それとある方が検査してみたら、酸化鉄が3~4種類くらい入っている。つまりどういうことかというと、昔の女性が使っていたお化粧品の原料にもなったそうです。
だからそういった事を考えると、繊維製品、食品だけでなく多用途に使える可能性がでてきたと思っています。

今後、目指すところ

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 ■ 今後、目指すところ   再生時間/ 48秒
 ※再生の際には音量にご注意ください。
やはりこれだけ地球温暖化や環境汚染とか色んな事が言われているわけですが、“からむし” というのは素晴らしい良さがいっぱいあるわけです。 だから私は、この日本のみならずできれば世界に発信していきたいと考えているんですよ。

これだけ世の中がおかしくなってしまって、変な風潮になってますよね。 やはり石油製品に変わるものとしては、植物繊維である 『からむし製品』 そういったものを世の中に勧めていきたい。しかも海外に勧めていきたいと考えています。
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