「からむし」の魅力

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からむし(和苧)とは 什么是苎麻

「からむし」とは、イラクサ科の多年生植物で別名「苧麻」とよばれています。「からむし」の名前の由来は、説によると、「から」は韓国の古代王朝である加羅を意味し、「むし」は朝鮮語のmosi(苧)の転用と言われています。このように縄文時代の晩期に中国大陸から朝鮮半島を経て日本へ伝播したものと考えられています。

越後縮の原料でもある「からむし」は、奈良時代、越後にもたらされたと言われ、江戸時代以前より越後で盛んに栽培されていました。「からむし」から糸を取り出し、糸を同じ太さにする高度な技術の必要性、織に至っては伸縮性のない素材の為、他の繊維とは違い、扱いが難しいなど製品に至るまでの全工程を手作業で行う技術が、明治時代に入り、急激な高度経済成長期の大量生産のできる機械化・工業化、それに伴い手頃な価格の科学繊維の普及、合理化・効率化された生活を求める中で、「からむし」の存在はどんどん薄れていったのです。

しかし自然破壊・科学汚染など環境問題により、現在の生活環境は人体に悪影響を及ぼすまでに至っています。そこで健康で快適な生活を送ることを求める現代社会のニーズに対応できる素材として、全てが自然である「からむし」をもう一度見直すこととし、改めて「からむし」の良さを提案することに致しました。

「からむし」素材 “苎麻”材料

「からむし」は、天然繊維の中でも最も涼しい素材と言われ、通気性・吸湿性・耐久性に優れ、汗ばんでも肌に密着せず、さわやかな涼感と感触は、高温多湿の日本の気候に最も適した繊維といえます。
弊社では、このような「からむし」を文化遺産や伝統工芸品としてのみ捉えることなく、現代の生活空間に溶け込み多勢の皆様から愛される「からむし」として認知して頂けるよう新分野商品研究開発を進めています。

からむしの特性 苎麻的特性

人類の歴史の中で、生命はセルロース繊維に囲まれてはぐぐまれています。セルロースのもつ親水性、吸湿性などからみても、人の肌がもっとも良好な状態になります。
からむしから作りだされた天然繊維は、さまざまな特性を活かしながら、日常生活にいかされています。自然にやさしく、人肌にも優しい繊維です。

特性 特性
1.非常に強靭な繊維
繊維のなかでは、張力は抜群に強い。又、水にぬれると更に強くなる性質をもっています。さらに耐久性にも優れています。

2.キラという独特な光輝を放っている
他の繊維にはない独特の光輝をはなっている。

3.吸湿性、放湿性、通気性、保温性に優れている
吸湿性がよいので、水分や汗をよく吸い取り、また同時に吸い取った水分をよく発散させるので、衣類として着用してもむれることがありません。
また通気性に優れているため適度な水分と体温で適度な保温が保たれ、肌の細胞が常に活性化され、血流の停滞を防ぐことができ、肌がいつも健康な状態に保たれるのです。
天然繊維のなかでも静電気が非常に起きにくい繊維であるため人肌には非常にやさしい繊維です。又、吸湿性、 放湿性のよさから、高温多湿の日本の夏の気候に適した繊維といえます。

4.虫がつきにくい
セルロース繊維のなかでも、単繊維で、スケール(うろこ状のもの)などで覆われていない為、植物の状態では樹脂などがでる為、虫も寄り付いてしまうが、加工することによって、単繊維になり、浮遊物もたまりにくく、虫がより着きにくい繊維となります。

からむしの隠れた健康パワー

からむしには独特のねばりがあり、モロヘイヤなどネバネバ野菜と同じく、豊富なミネラル分を有しています。身近な野菜「ほうれん草」と比較しました。
その結果に超びっくり!!

【からむし粉末 100 グラムあたり】=========
  ●βカロテン 16,000㎍  ほうれん草の約4倍
      < ほうれん草(葉)4,200㎍ >
  ●ナトリウム 17㎎  ほうれん草よりちょっと多い
      < ほうれん草(葉)16㎎ >
  ●カルシウム 2,800㎎  ほうれん草の約57倍
      < ほうれん草(葉)49㎎ >
  ●カリウム 1,300㎎  ほうれん草の約2倍
      < ほうれん草(葉)690㎎ >
  ●ビタミン B1 0.25㎎  ほうれん草の約2倍
  ●ビタミン B2 1.1㎎  ほうれん草の約5倍
※ほうれん草の数値は日本食品標準成分表から引用

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